メダカの稚魚の育て方
2017/08/28
数日前からメダカの稚魚を育てています。
実は以前も卵から孵化させたのですが、残念ながら数日で死なせてしまいました。
今回は前回の反省点を生かし、私が今回行っているメダカの稚魚の育て方についてまとめてみますね。
メダカの稚魚の育て方とは?
春過ぎから夏にかけてどんどんメダカが卵を産みます。
私は以前、卵を孵化させるのが難しいのでは?
と感じていたのですが、実はメダカの卵の孵化はとても簡単でした。
ただ卵を別の水槽に移すだけです。
移すときも難しいことはなく、水草ごと移すか、卵を指でそっと外して移すだけです。
メダカの卵って意外に固いので、指で軽くつまむくらいではつぶれたりしません。
そして移すタイミングですが、私は卵を水草などに発見したらなるべく早く別の容器に移しています。
孵化してしまうとあっという間に親メダカに食べられてしまいますし、卵の状態でも食べられてしまうからです。
以前、親メダカが口に卵を付けて泳いでいるのを見かけましたが、あれは卵を食べていたのでしょう。
卵に黒い点(目となる部分です)が確認できる卵を見かけたら、孵化が近いもの。
それらの卵は特に素早く別の水槽に移します。
そんな状態の卵でしたら、別の水槽に移してから数時間もすれば、かわいいメダカの稚魚達が誕生します♪(若干個体差はあるので、数日かかる子もいると思います。)
そして難しいのがここから。
稚魚である期間の育て方のほうが難しいそうです。
私は前回死なせてしまった時、あまり深く調べたりせず、メダカって元々自然の中で生きてるんだし、丈夫だよねーくらいに思っていました。
でもそんな考えでいて死なせてしまったほど、メダカの稚魚はデリケートだったんですね。
そして前回の反省点を生かし、今回は色々調べてみながらメダカの稚魚を育てています。
とりあえず前回の反省点は…
・稚魚用の餌をあげていなかった
・水のカルキ抜きが十分でなかった
・水中の酸素不足?(水草を入れてなかった)
卵の内はカルキが入った水道水でも問題ないそうですが、稚魚にはカルキ抜きした水でなくてはいけません。
(むしろカルキ抜きしていない水道水の方が卵のカビ防止になるとの説もあるようです。)
つまり私みたいに卵を孵化させてそのまま育てるのであれば、カルキ抜きした水である必要があるのですね。
それを勘違いして、前回は十分カルキ抜き出来ていない水で孵化させ、そのまま育ててしまっていました。
今回はバッチリカルキ抜きをした水でメダカの卵と稚魚を育てていますよ!
ちなみにエアレーションは入れてはいけません。
(ぷくぷくするやつですね!)
水流があると稚魚は育たないので、要注意です。
メダカの稚魚の水槽はどんなものがいい?
メダカの稚魚を入れる水槽ですが、そこまで大きいものでなくても良いようです。
最初に卵を移すとき、孵化してから稚魚をまた別の水槽に移すのであれば卵の水槽は本当に小さなものでもいいでしょう。
しかし孵化後稚魚をそのまま育てるのであれば、小さな金魚鉢くらいの大きさがあってもいいかもしれません。
もし金魚鉢がないのであれば、ペットボトルを切ったものでも大丈夫ですし、私の場合インスタントコーヒーの空き瓶で育てています♪
他にはジャムや佃煮の瓶なんかでもいいですね。
(いずれもよく洗ってくださいね!)
また透明な入れ物を水槽にした方が、稚魚の観察がしやすいですよ♪
メダカの稚魚の餌はどうする?
メダカの稚魚は生まれてから2日程度はお腹に袋をつけていて、その袋の中の栄養で生きるようです。
しかしその袋も3日目くらいにはなくなってしまいます。
そうなったら餌が必要になってきます。
前回は親と同じ餌を細かくすりつぶしてあげていました。
しかしほとんど食べている様子はありませんでした。
それもそのはず。
今回メダカの稚魚用の餌を買って、その大きさを比べたら…
左が稚魚用の餌、右が親メダカの餌をすりつぶしたもの。
全然大きさが違いますね!
左は本当に細かくて、例えて言うなら小麦粉とかそんなくらいの細かさです。
やはりすりつぶした程度ではまだまだ大きかったようですね。。。
(乳鉢など本格的な道具があれば違うかもしれませんが。)
今回買った餌は「コメット 赤ちゃんのエサ」という商品。
お徳用バージョンもあるようです。
コメット お徳用 赤ちゃんのエサ 関東当日便
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これがすごくお値打ちで、120円くらいで売っていましたし、お徳用も178円ととても安く買える商品です。
ちゃーんとスプーンつきなのも嬉しいですね♪
やはりメダカの稚魚にとってこの細かさはピッタリのようで、餌を撒いたらパッと水面に広がり、赤ちゃんたちが一斉に水面に出てきてパクパクしているようでした!
メダカの稚魚達はとても食いしん坊なのだそうで、こまめに餌を与える必要があります。
朝昼晩は必ずで、出来れば1日5回くらいはあげるといいそうですよ!
メダカの稚魚の水草は?
メダカの稚魚と言えども、それなりの量の酸素は必要です。
前回稚魚を死なせてしまった時は、水草も何も入れておらず、孵化から3日目ほどで失敗に終わってしまいました。
数日は恐らく水中の酸素のみで生きていたと思われますが、さすがに何日も無理だったのでしょう。
今回はそんな反省を生かし、孵化してからすぐに水草を買ってきて、水槽に入れました。
メダカの稚魚に入れる水草の種類は親メダカと同じもので大丈夫だそうです。
今回購入した水草はアナカリス。
(水草)メダカ・金魚藻 ライフマルチ アナカリス(2個)
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水草の中でも非常に強く、ぐんぐん伸びるので手入れが必要になるほどです。
私はこの水草に関しては特に気配りしなくても枯らしたことはありませんでしたので、誰でも育てやすい水草と言えるでしょう。
水草を稚魚の水槽に入れ、直射日光の当たらないそれなりに明るい場所に水槽を置いておけば、酸素は光合成できちんと供給されます。
ただ水草を入れるに当たって注意点があります。
水槽に入れる前にきちんと水草を洗うことと、水草に付着してくる貝に注意を払うことです。
写真の一円玉のとなりの小さな粒が、水草に付着してくる貝。
一般的にスネールと呼ばれ、非常に厄介な貝なのです。
とにかく繁殖力がすごく、一匹水槽の中に紛れ込めば、次々と卵が産まれ、あっという間に水槽内を貝だらけにしてしまいます。
ですので水草を入れてから1週間は水槽内をよく観察し、このスネールがいないか確認します。
もしスネールを発見したら、すぐに指先やピンセットでつまんで駆除し、繁殖を防ぐようにしましょう。
もし余裕があれば、水草を買ってきてから一週間くらいは水草のみの水槽にしておき、スネールがいないか確認してから稚魚の水槽に入れるといいかもしれません。
まとめ
メダカは田んぼの用水路など自然に存在する生き物ですから、稚魚も丈夫かと言えばそうではありません。
一度大きく育ったメダカは結構丈夫ですが、稚魚にしても大人のメダカにしても、それなりに気配りをしながら育てる必要があります。
さて今回のメダカの稚魚は無事育つのか。。。
また追って様子を報告したいと思います♪